【膝関節について】
膝関節には、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯などの靭帯があります。この靭帯には関節の骨と骨とをつなぎ正しい位置関係を保持し、関節の動きを制限、安定させる作用などがあります。靭帯に事故やスポーツなどで大きな負荷などがかかると、靭帯が断裂したり引き伸ばされたりして関節が不安定になり様々な症状を起こしやすくなります。
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【膝靭帯損傷】
膝関節に大きな力が加わった際、靭帯が伸ばされ損傷した状態のこと。膝の曲がり方や衝撃の大きさによって損傷の程度は異なりますが、非常に大きな衝撃を受けると複数の靭帯が損傷を受けます、これを複合靭帯損傷と呼びます。またこういった状態では膝関節への直接的な骨格矯正をしないよう注意しましょう。
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【半月板損傷】
半月板は膝の中にあり、膝の上の骨(大腿骨)と下の骨(脛骨)との間で荷重による負担をやわらげ動きをスムーズにする役割があります。膝がねじたりすることで損傷を受け痛みやひっかかりがでたり、水がたまったりします。損傷の程度により、傷んだ部分を切り取り形を整える(半月板切除)と断裂部分を縫い合わせる(半月板縫合)などがおこなわれます。(専門医に相談下さい。)
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【変形性膝関節症】
膝関節のクッションである軟骨のすり減り、筋力の低下、老化、肥満、ケガなどが要因となって、膝の関節が擦り減ったり、変形したりして痛みや障害が生じる病気です。中高年の女性に多くみられます。一度擦り減った軟骨を元の形に戻すことはできませんが、適切な施術により症状の進行を遅らせることで、普通の日常生活を送ることが可能です。また股関節のゆがみがある場合、股関節を矯正することで、脚の重心軸が正され、膝への負担が軽減されます。
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【オスグッド・シュラッター病】
10代前半の成長期にみられることから成長痛とも呼ばれています。症状としては大腿四頭筋(太ももの筋肉)が膝下の骨に付着する所(脛骨粗面)で炎症や剥離(はがれること)が起こります。成長期にはこの付着部が軟骨であるため発症しますが骨が成長すると発症しなくなります。ほとんどがスポーツなどによる使いすぎが原因であるため運動量を減らし患部への負担を減らすことが大切です。また運動前後の大腿四頭筋のストレッチと成長期に必要な栄養をバランス良く摂取することも重要です。
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【ジャンパー膝】
ジャンプやキックなどの動作を繰り返すスポーツ(バレーボール、サッカー、バスケットボールなど)で多く発症します。症状は膝蓋骨(膝の皿)周辺の痛みですが、60〜70%は膝蓋骨下部に炎症や断裂が起こることによる痛みです。痛みが軽いうちに運動量を減らすことが第一ですが、運動前後に大腿四頭筋(太ももの筋肉)のストレッチを十分に行うことも有効です。 また膝蓋骨を正すように矯正する事で状態も緩和されます。
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【大腿四頭筋腱炎】
ももの前側の筋肉である大腿四頭筋は膝の骨にくっついているのですが、その付着部が損傷し、炎症を起こしている状態。階段の昇り降りや、程度によっては歩行時にも痛みを伴います。骨盤のゆがみが原因である場合は大腿四頭筋の付着している骨盤部分を矯正することで状態が改善します。
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【有痛性分裂膝蓋骨】
膝蓋骨(膝の皿)が2つ以上に分裂した状態のものをいいます。症状がない(痛みがない)場合も多く、成長過程において膝蓋骨の骨形成(軟骨が骨になること)が妨げられたことが原因と考えられています。膝蓋骨の外側上方に分裂があるタイプがほとんどを占めます。症状は運動時の痛みや骨の隆起などです。
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【滑液包炎】
滑液包は、関節にある少量の液体(滑液)を含んだ平らな袋で、骨と皮膚、筋肉、腱、靭帯などがすれる際に、摩擦を減らす働きがあります。滑液包炎はこの滑液包の痛みを伴う炎症です。原因の大半は打撲などの外傷や使い過ぎ、老化現象などによって起こり、中には感染や炎症性疾患(痛風、関節リウマチなど)によって起こることもあります。肩での発症が多く、ひじ、股関節、骨盤、膝、つま先、かかとなどでも発症します。
ケンズプロは骨盤、輪郭、O脚矯正及び骨格全般に関わる全ての矯正を行います。特に骨盤は骨格のバランス上、非常に重要な部位と考えており、骨盤のゆがみは上半身にも、下半身にも影響を与えるもとになります。
また輪郭矯正の技術は、エステや美容整形のそれと一線を画しております。カイロプラクティックの技術に独自のアプローチを加え、あごの関節等のゆがみを整えながら、フェイスラインを本来の状態に導きます。今回10年の矯正経験を積んで独立開業しましたが、これまでの多くの矯正経験をベースにさらに精進して、皆様の健康と骨格づくりのお手伝いをしていきたいと考えております。